パプア・ニューギニアのご家族が我が家に1週間、ホームステイする事になりました。電気は勿論、水道、ガスもないところからやって来た彼ら、言葉はピジン語と少しだけの英語。 さてさて、どうなることやら?おじいちゃんとおばあちゃんは大阪へ。我が家にはお父さん、お母さん、子供3人を預かる事になりました。早速、近くの公園に花見に行きました。ところが興味を示したのは、桜ではなく、池にいるアヒルや散歩中の犬たちでした。お父さん:ウィーお母さん:ガーレイ長女:セラリン次女:ハビラ姪:エヴィ2日目、東京を案内しました。東京タワー、そして浅草、花やしきを訪ねました。遊園地も初めて、勿論この様な乗り物に乗るのも初めて・・・ただでさえ綺麗な目をしているのに、それに増して キラキラ輝いていました!子供たちだけではありません。ご両親もキラキラ!ジェットコースターに全員で挑戦!怖いというより、何が何だか分からなかったみたいです。ウィー自ら「乗りたい」と言う事で、花やしきで一番過激な乗り物に!パプアと日本のママさんたち、仲良く一休みです。家族、子供を思う気持ちは、万国共通です。 3日目・4日目は、一泊二日で群馬に。まずは我が家恒例の迦葉山にお参りに。大きな天狗にビックリ!苗場へ。雪を見るのも触るのも初めて。はじめは真っ白な世界に驚き立ち尽くしていました。でも・・・ちょっとするとこれです!大人も子供も大はしゃぎ!来て良かった!特にソリ遊びは大好評!大はしゃぎ!遠慮していたパプアママまで大はしゃぎ!これを機に本当に打ち解ける事が出来ました。初体験の温泉に入り、そして夕食。ちなみに普段は川が彼らのお風呂。すごく気に入ってくれました。食事は、刺身など生ものはダメ!肉や野菜はOKでした。子供たち同士も和気あいあい!もう言葉なんか要りません!こちらも・・・翌日、月夜野ビードロパークでガラスコップ造りに挑戦!製作工程に驚いていました。パプアママも・・・ちょっと緊張気味でした。あいとゆうは、大阪に行ったおじいちゃんとおばあちゃんのお土産用のコップを作りました。いつもお世話になっている真庭さん家で日本の農業を体験。ウィーもパプアで農業をしている。いつも手だけで掘り起こしているウィー。耕運機にビックリ!突然、ウィーが感激のあまり泣き出してしまいました。それを見て義隆も・・・月夜野の方々の温かい心に触れ、感激したのです。収録以外で「電車に乗りたい」と言う事で一区間だけだったんですが、体験して貰いました。駅のエスカレーターに、ビックリ!電車に乗る・・・ご両親は緊張!子供たちはワイワイ・・・やはり子供たちの順応力は凄い!そして花見をしながら昼食。周りで騒いでいる日本人を見て「何で?」という感じでした。5日目、近くの動物園へ。動物なんか珍しくないと思っていたのですが・・・大はしゃぎ!でも素朴な質問が・・・象はどうやって寝るのか?考えた事もありませんでした。パプアママが手芸が好きという事で、ミシンに挑戦!簡単な袋でも作りましょうか?と言う久美に「それよりも破れた時、丈夫な直し方を教えて下さい」と言うパプアママ。ここでも何か逆に教わった気が!6日目、日本の小学校体験にパプアの子供たちが挑戦!折り紙をしたり、給食を一緒に食べたり、最後は校庭にある登り棒を競争したりして楽しんだ。勿論、登り棒はパプアの勝ち!そして別れる時に「さよなら」ではなく、「またね、バイバイ」という日本の子供たちの言葉が印象的でした。7日目、我が家での「別れ」の収録後、技術スタッフの皆と「ここで別れるのは寂しい」と言う事になり、収録とは関係なく空港まで送りに行きました。今回、日本の事を学んで貰おうと思っていたのですが、彼らと暮らして、教えるよりも我々が学んだ事が遥かに多い事に気が付きました。素朴で純情な心こそ、我々日本人が今見直さなければいけないと言う事を・・・ パプアの皆さん、本当にありがとう!またね!