今回の旅は三重県の紀伊長島、尾鷲、熊野、そして紀宝町です。初めて行く場所なので楽しみです!魚町を散策していると線路もないのに遮断機が!橋の下を船が通る時だけ橋の中央部分が上に上がる昇降式可橋を発見。そのための遮断機だったんですね・・・歩行者専用の橋で今でも現役です。何だかのんびりしていてホッとした気分になれました。皆さん〜、これ何だかわかりますか?ヤ・ド・カ・リ です!紀伊長島では昔からヤドカリを食べたんだそうです。それにしてもデカイ!旅行雑誌で日本三大民宿と評される美鈴で、そのヤドカリの刺身を頂きました。見た目と違い、繊細な甘さホタテ貝に近い食感といい、なぜ今まで食べなかったのか・・・美味いです!機会がありましたら、絶対に絶対に食べて下さい!尾鷲の中心部から1時間くらいの所に梶賀(かじか)という小さな漁村があります。そこの名物「あぶり」を頂きに行きました。薫製なのですが、違うところは燻す時に密封しない、魚に塩をする・・・昔ながらの保存方法だそうです。食べ方は、そのままちぎって食べたり、漬け物やサラダにのせて頂きました。尾鷲は檜の産地で、町中には製材所が多くある。その製材所で出る削りカスを利用して生まれたものがヒノキアート!団扇は勿論、草履や帽子まで・・・削りカスを紐状に依って編んだので非常にソフト。檜の香りも、そして殺菌作用もある。他にタワシやバスマットなど色々とありました。今までゴミだったものが立派な作品に・・・素晴らしいアイデアでした。 熊野市の駅からバスで神上(こうのうえ)に向かいました。檜と杉に囲まれた村でここでしか採れないものがあります。「那智の黒石」と呼ばれる真っ黒な石です。硯や碁石の原材料です。その那智の黒石を山から産出する時、自然に出来た形を利用した写真の様な作品がありました。まるで雲海に浮かぶ山々に見えませんか?チームワークが良いのか、悪いのか、でもこんな感じで楽しく収録が進みました!熊野川で三反帆と呼ばれる川舟に乗せて頂きました。収録開始直後は風がなく、凪状態。1時間過ぎたところで待ちに待った風が!気持ちいい〜!爽やかな風音と川の流れる音だけで滑る様に走り出しました。昔は木材や様々な物の運搬に利用されていました。バス停です。このバス停が今回の旅を象徴していました。素朴、飾りのない美しさと味!何だかホッとする温かさ・・・そんな日本の懐かしさを堪能出来た三重県の旅でした。