下関駅弁・「ふくめし」をホームで頂きました。さすが下関、フグを贅沢に使った駅弁でした!南風泊(はえどまり)市場。ここはフグ専門の日本一の水揚げを誇る魚市場です。「袋競り」と呼ばれる独特の競りで、活気があり面白かったです。トラフグには天然と養殖があるのですが、写真のフグは天然ものです。養殖に比べると、トラ模様が濃くはっきりしています。もちろん身も歯ごたえ十分!フグ食第一号の料理屋として有名な春帆楼でフグのフルコースを頂きました。ここ春帆楼は、明治21年伊藤博文がフグを味わい、秀吉の禁止令を解いたエピソードが有名です。また日新講和条約が結ぶ折に使われた場所としても有名で、写真はその時に使用された調度品です。肝と卵巣の毒を取り除いたフグの身を「身欠き」と言います。その「身欠き」を自分で調理!初めてフグの身を素手で触りました。まるで筋肉の感触で驚きました。刺身と鍋を自分で作り、食べました。美味かった〜!下関中央市場に行くと、アンコウが沢山水揚げされていました。早速、アンコウを食べる事に。あの有名なアンコウの吊るし切りを見る事が出来ました。所用時間5〜6分で完了!中々迫力がありました。そして鍋・・・美味かった!鯨や水産加工品なども売られている下関で一番古い庶民の台所・唐戸市場。週末になると観光客で賑わう。その場所を知るには、この様な市場を訪ねるのが一番です。船で蓋井島に行きました。この日、風が強く、揺れると言うより飛んでました。全国のウニの産地で売られている瓶詰めウニは、ここ下関が発祥。と言う事で、「磯見」と言うウニ漁を見せて頂きました。島の女性達が、冬でも風がなければ潜らないでプカプカ浮きながら、竿の先に付いている金具にウニ、サザエ、アワビなどを引っ掛けて獲ります。30分くらいで、こんなにウニが!冬の時期はムラサキウニで、高級寿司ネタに使われているウニです。獲れたウニを・・・生食でも勿論、美味いのですが、島独特の食べ方を教えて頂きました。「茶碗蒸し」と自家製の味噌とウニを混ぜた料理・・・「ガゼ味噌」を頂きました。温かいご飯に「ガゼ味噌」をのせて頂く島独特の食べ方を教えて頂きました。ウニの甘さと味噌の香ばしさが素晴らしく、それだけで何杯も食べちゃいました。一泊二日でしたが、島の皆さんの温かい気持ちが別れを辛くしました。日本の素晴らしさを、また発見出来ました。島の皆さん、ありがとうございました!またね・・・今回の山口県下関の旅、フグ、アンコウ、ウニを堪能し、市場や蓋井島の皆さんの温かい心に触れ、味に感動し、その心に感激した素晴らしい旅でした。