今回訪れたのは、高知県高知市。この温暖な土地に江戸時代から築かれた伝統工芸、食文化を思いっきり堪能したいと思います。あの有名な・・・はりまや橋高知城明治37年から、ここ高知を走っている。トロッコ電車やビアホール電車などユニークな電車を走らせてきたが、平成2年からイギリス、ポルトガル、ドイツ、ノルウェー、オーストリアの車両を走らせている。内装など殆どがオリジナルのままで、日本の規格に直している。不思議と窓から見える景色まで異国情緒を漂わせている様に見える。須崎には「虎斑竹(とらふたけ)」という、ここにしかない珍しい竹がある。バーナーで炙ると虎模様が現れる。その虎斑竹で竹垣や茶器などを製作してる「竹虎」の山岸さんと竹林を歩きました。高知を代表する伝統工芸に和紙があり、その紙漉き名人の祖父、そして母の技を継ぐため、只今修行中の尾崎さんを訪ねました。漉くのが難しい「みつまた」の紙を漉いて頂きました。高知名物、日曜市を訪ねました。毎日曜日に開かれ、その始まりは江戸時代と言われています。とにかく1キロ以上もあり、色々なものがありました。な・なんと、「たぬき油」を発見!これが「たぬき油」です。ヤケド、切り傷、そして熱さましに効くんだそうです。高知ではポピュラーだそうです。ところ変われば何とかですね・・・鰹の塩たたきは初めてでした。さっぱりしていて、いくらでも食べれます。高知へ行ったら、是非!この海老、大きいでしょう?もっと大きいのは腕の太さくらいあるんだそうです。美味かった?!エガニ漁名人の永野さん夫妻。この日もエガニだけでなくヒラメも獲れて大量でした。そして待ちに待ったエガニ料理!手前の大きいのがオス。身を楽しむのならオス、旬の卵を楽しむのならメス。エガニに挟まれると気絶すると言われるが、食べてもその美味さに気絶するくらい美味かった!高知県高知市の旅、一言で言って「濃かった」です。技、食、皆素晴らしかったけど、それ以上にその技を支えている方々、また高知の食を支えている方々は勿論、市場で知り合った高知の方々みなさんが、気さくで明るく元気で温かく素敵でした。良き時代の江戸下町人情が、ここ高知にはまだ残っていました。旅は「人」・・・いい旅しました。