今回の「遠くへ行きたい」は、岩手県の陸前高田市から出発です。リアス式海岸で有名な三陸を大船渡まで春の味を求めて旅しました。岩手県は、ワカメの出荷量日本一でまた養殖も盛ん。その三陸で収穫が始まりました。広田漁港を訪ねました。船に乗り、自分の手でワカメを刈る。生ワカメの厚さにびっくり!メカブの部分です。港に戻り、早速ワカメを地元流でいただきました。ワカメのシャブシャブ、メカブの丸焼きなど、どれも肉厚でしっかりした歯ごたえがあり、ワカメに対しての概念が変わりました。美味かったです!ワカメ漁は、朝6時に漁が始まるので収録後に朝食を。広田漁港の皆さんが朝食に用意して下さったものは、何とホタテやカキのバーベキュー!贅沢な朝食でした。贅沢な朝食を用意して下さった広田漁港の皆さんと・・・これ何だかわかりますか?アワビの子供なんです!産まれて一年のアワビ。何かタニシみたいな感じです。ところでアワビの遠い親戚にカタツムリがいるって知っていました?殻が緑色なのは、エサがあの美味しい三陸のワカメだけで育てているからです。センターで海に放流しないで、ある程度大きくなったアワビをいただきました。ワカメだけで育っているので、肉にクセがなく美味しかったです。陸前高田市は県内で最も温暖と言われ、ヤマツバキの自生地として有名。その椿の実で作られたのがこの椿油。工場は油とは思えない良い香り(香ばしい)で一杯でした。気仙大工って、ご存知ですか?陸前高田と大船渡を中心としたこの地方は気仙地方と呼ばれお城の様な二階建ての家が良く見られる。そういう家を作ったのが気仙大工と呼ばれる大工さんたち。気仙大工は、家だけでなく船、仏壇、欄間、建具、下駄の歯、鍋のふたまで作る。つまり木を使って作るものは全て作る。この囲炉裏も・・・実用的でよく考えられている。収録中、宿泊していたホテルの部屋から見た朝日です。あまりにも綺麗だったので思わず寝巻きのままベランダに出て撮りました。(寒かった!)風景も食べ物も、自然いっぱいの「昔」が残っている三陸・・・いいところでした。